私: 裕子さん、成婚おめでとう~♡ 本当に嬉しいわ!最初に会ったときの裕子さんとは思えないくらい、今日は輝いていますね~!
山田さん: (照れながらも目を輝かせて)ありがとうございます、川島さん。あのとき...自分が「幸せ」という言葉を口にするなんて想像もできませんでした。でも今は...(微笑みながら)毎日がキラキラしています。
私: そうよね~、裕子さんが初めて相談所に来たとき、どんな不安がありました?今思えばその不安は杞憂だったことを教えてください。
山田さん: (深呼吸して)30年連れ添った夫との離婚が成立して、1年が経った頃でした。50歳で突然ひとりになって...正直「これからどう生きていけばいいのか」という恐怖でいっぱいでした。
(少し声を震わせながら)特に「もう女として見られることはない」という不安が大きかったですね。30年間、「妻」「母」という役割だけで生きてきて、「女性として」「一人の人間として」の自分を完全に見失っていました。鏡を見るのも怖くて...。
(顔を上げて)でも今思えば、その不安は全て私の思い込みでした。「年齢」も「過去」も、新しい幸せを見つける障害にはならなかった。むしろ、人生経験があるからこそ、深い絆を築けたのかもしれません。
私: うんうん、裕子さんが「私なんてもう...」って言ってたの、よく覚えてるわ。婚活で一番変えてよかった考え方や行動はなんですか?わたしのアドバイスで特に響いたことはありますか?
山田さん: (目に力が入って)「今からでも、自分の人生を生きていい」という言葉ですね。川島さんが「もう一度、自分が何をしたいのか考えてみましょう」と言ってくれたとき、最初は何も答えられなかったんです。ずっと「家族のため」に生きてきたので、「自分のため」って何だろうって...。
(少し涙ぐみながら)それで川島さんに背中を押されて、昔からの夢だった「小さなカフェを開く」ことに挑戦したんです。元々料理が好きで、「いつか自分のお店を」と思っていたけど、家庭優先で諦めていたんですね。
(顔を明るくして)カフェをオープンしてからは、自分に自信が持てるようになりました。お客さんに「美味しい」と言ってもらえるたび、「私にも価値がある」と思えて...。その自信が、婚活にも良い影響を与えたと思います。「誰かに必要とされる自分」という自信があったから、恋愛も自然体で楽しめたんです。
私: そう!裕子さんが生き生きと「自分の夢」を語る姿は素敵だったわ。理想と現実のギャップに悩んでいました。妥協したのではなく、価値観が変わったと感じる瞬間はありましたか?
山田さん: (しみじみと)最初に抱いていた「理想の相手像」は、実は元夫の反対だったんですよね。「経済的に余裕がある人」「社交的な人」...元夫と正反対の条件を求めていました。
(穏やかな笑顔で)でも夫との出会いで、価値観が変わりました。彼は定年退職後の元教師で、決して裕福ではありません。でも「人の話をしっかり聞く力」「穏やかな人柄」「誠実さ」...そういった目に見えない価値に、どんどん惹かれていきました。
(感動的に)特に印象的だったのは、私のカフェでお客さんが少ない日に「今日は暇そうだね」ではなく「今日はゆっくりできていいね」と言ってくれたこと。同じ状況でも、こんなにポジティブに捉えられる人なんだと...。そのとき「私が本当に求めていたのは、お金ではなく、心の豊かさだったんだ」と気づきました。
これは妥協なんかじゃなくて、30年の結婚生活を経て、初めて「本当に大切なもの」が見えるようになったんだと思います。
私: 「心の豊かさ」っていいわよね~。同じような婚活の悩みを持つ方に向けて。成婚までの道のりで最も役立ったサポートはなんでしたか?
山田さん: 「自分を取り戻すためのステップ」を作ってもらえたことですね。川島さんに「婚活の前に、まずは裕子さん自身が輝くことが先決よ」と言われて...。具体的に「外見」「内面」「行動」の3つの面から自分を磨くプランを立ててもらいました。
(明るく)まず「外見」では、40代の頃から着なくなっていた服を全部処分して、自分の今の年齢に似合う服を選ぶレッスンをしてもらったんです。最初は「こんな年で...」と恥ずかしかったけど、「年相応のおしゃれ」は自信になりました。
「内面」では、日記をつけることを勧められて...毎日「今日の発見」「感謝したこと」を書くようにしたら、少しずつ前向きな気持ちになれました。
(感謝の表情で)でも一番大きかったのは「行動」。「今週は美術館に行ってみよう」「来週は友達とランチに行こう」...小さな冒険を増やしていったら、世界がどんどん広がって。カフェをオープンする勇気も、こうした小さな成功体験から生まれたんだと思います。
川島さんがいなかったら、きっと今でも家に閉じこもっていたと思います...。
私: 裕子さんが少しずつ変わっていくのを見るのは、本当に嬉しかったわ~。無理せず自然体でいることの大切さをよく聞きますが、具体的にどんなことを変えたら上手くいきましたか?
山田さん: (優しい笑顔で)「完璧な人を演じるのをやめた」ことですね。30年の結婚生活で、私は「いつも笑顔で」「文句を言わない」「家族に合わせる」という"良妻賢母"を演じてきました。その習慣が染みついて、最初のデートでも「相手に気に入られよう」と必死だったんです。
(くすっと笑いながら)川島さんに「裕子さん、デートなのに緊張しすぎよ~!」と指摘されて...確かに接客業のように振る舞っていたなと(笑)。
(リラックスした様子で)それからは「気分が乗らない日は乗らないと言っていい」「疲れたら休んでいい」と自分に許可を出すようにしました。カフェで1日中立ち仕事をした後のデートで「今日はちょっと足が痛いから、長く歩けないかも」と正直に伝えたら、彼が「じゃあ、近くでゆっくりしよう」と...。
(感動的に)自分の弱さや限界を見せられるようになったら、相手と自然と近づけました。「飾らない自分」を受け入れてもらえる関係だからこそ、深い信頼関係が築けたんだと思います。
私: お相手との初デートの印象と、今のパートナーとしての印象は違いますか?どんな点で変化を感じましたか?
山田さん: (微笑みながら)初デートでは「温厚で物静かな方」という印象でした。優しそうだけど「ちょっと退屈かも?」とも思ったんですよね(笑)。元夫は社交的なタイプだったので、対照的でした。
(目を細めて)でも付き合ううちに、彼の「静かな情熱」に気づきました。特に子どもたちの教育について語るときの目の輝き...。元教師だけあって、「一人ひとりの可能性を信じる」という深い愛情を持っていることがわかりました。
(感謝の表情で)また、初デートでは見えなかった「ユーモアのセンス」も素敵です。彼、実は落語が大好きで、時々日常の出来事を落語調で話してくれるんですよ(笑)。最初はおとなしく見えた人が、実は豊かな内面を持っていて...。時間をかけて知り合えたからこそ、その魅力に気づけたんだと思います。
今では「この人といると、自然と笑顔になれる」という安心感があります。初デートの印象からは想像できなかった深い絆です。
私: うんうん、人って時間をかけて本当の姿が見えてくるものよね~。婚活で行き詰まりを感じたとき、わたしからどんなアドバイスを受けて立ち直りましたか?
山田さん: (真剣な表情で)交際4ヶ月目に、成人した息子から「そんな歳で再婚とか恥ずかしい」と言われてしまって...。母親として子どもの気持ちを優先すべきか、自分の幸せを取るべきか、本当に悩みました。
(感情を込めて)そのとき川島さんは「子どもが反対するのは、あなたの幸せを否定したいわけじゃない。変化を恐れているだけよ」と言ってくれました。そして「あなたが幸せになることで、息子さんも将来、親の幸せを願える優しい人になる」と...。
(前向きに)川島さんのアドバイスで、息子と彼を引き合わせる機会を作りました。最初は気まずかったけど、彼が「息子さんの気持ちも大切にしたい。でも、お母さんの人生も尊重してほしい」と誠実に話してくれて...。今では息子も「お母さん、元気になったね」と認めてくれるようになりました。
あのとき「諦めよう」と思っていたけれど、川島さんが「もう少し粘ってみましょう」と背中を押してくれなかったら...今の幸せはなかったと思います。
私: 「自分の幸せ」と「家族への思い」のバランスって難しいけど、裕子さんは素敵に乗り越えたわね。「ものぐさ婚活」を実践してみて、具体的にどんな変化がありましたか?以前の婚活との違いを教えてください。
山田さん: (晴れやかな表情で)「完璧を目指さない」という考え方が、私の人生を変えたと思います。昔の私は「欠点のない優等生」でいようとしていました。元夫にも子どもにも「文句一つ言わない妻・母」を演じていたんです。
(リラックスして)「ものぐさ婚活」を知って、「8割でいい」という考え方が心に響きました。「今日は疲れているから7割の自分でいこう」「この人とは6割の相性かもしれないけど、それでも楽しい」と思えるようになったんです。
(感慨深く)不思議なことに、「完璧じゃなくていい」と思えるようになったら、デートが「試験」から「楽しい時間」に変わりました。「この人に良く思われたい」という気負いがなくなって、自然な会話ができるように。「この人と一緒にいて楽しいか?」という感覚だけを大切にしたら、無理なく関係が深まっていきました。
特に印象的だったのは「笑う回数」が増えたこと。以前は緊張して作り笑いばかりだったのに、「ものぐさ婚活」を始めてからは心から笑えるようになりました。それが相手にも伝わって、お互いリラックスできる関係になれたんだと思います。
私: 結婚相談所でのご成婚と、マッチングアプリなど他の婚活方法との違いは何だと感じましたか?
山田さん: (真剣に)「安心感」と「継続的なサポート」が決定的に違いました。一度、友人に勧められてマッチングアプリも試したのですが...「50代」「バツイチ」と書いた途端に、ほとんどマッチングがなくて。そして返事があっても「ただ寂しいだけの人」が多くて、不安になりました。
(感謝の表情で)でも相談所では、川島さんが「裕子さんのような素敵な女性を待っている方は必ずいますよ」と言ってくれて。最初から「真剣な出会い」を求めている方だけを紹介してもらえるから、余計な不安や時間のロスがありませんでした。
(心からの笑顔で)何より「伴走者」がいることの心強さ!「この人とは合わなかった」と落ち込んでも、「次があるわよ」と背中を押してもらえる。「話し方」「服装」「デートプラン」など細かいアドバイスも、50代で初めて婚活する私には本当に助かりました。
自分一人では絶対に乗り越えられなかった壁を、川島さんという「味方」がいることで越えられた...そう心から思います。
私: パートナーとの関係で大切にしていることは?"長続きするカップルの秘訣"を教えてください。
山田さん: (穏やかな笑顔で)「お互いの居場所を大切にすること」です。二人とも50代で、それぞれの人生を歩んできましたから、「一緒にいる時間」も「それぞれの時間」も大切にしています。
(優しい表情で)具体的には、私がカフェで忙しい日は、彼は自分の趣味や友人との時間を楽しみます。でも、大切なのは「その日あったことを必ず共有する時間」を持つこと。寝る前の30分は、二人で一日の出来事や感じたことを話し合う...この習慣が二人の絆を深めていると思います。
(深い愛情を込めて)そして何より「感謝の気持ち」を言葉にすること。「今日も美味しい料理をありがとう」「いつも聞き上手でありがとう」...小さなことでも「ありがとう」を伝え合っています。
長年の結婚生活でわかったのは、「言葉にしないと伝わらない」ということ。元夫との関係では「言わなくてもわかるはず」と思っていたことが、実は全く伝わっていなかったんです。だから今は、思ったことはすぐに言葉にするようにしています。それが長く続く関係の秘訣だと思います。
私: (感動して)裕子さん...素敵なお話をありがとう。「50代からの再出発」というあなたのストーリーは、同じように人生の転機で悩んでいる女性たちに、大きな勇気と希望を与えると思います。これからもお二人の素敵な関係が続きますように♡
山田さん: (涙を浮かべながら)こちらこそ、ありがとうございます、川島さん。あのとき勇気を出して扉を叩かなかったら、今でも「人生は終わった」と思い込んでいたかもしれません。人生、何歳からでも始められる...それを身をもって実感しています。
これからは私も、同じように悩んでいる方々に「諦めないで」というメッセージを伝えていきたいです。そして、残りの人生を愛する人と共に、幸せに過ごしていきます。本当にありがとうございました。